ガストロノミーツーリズムとは?
「ガストロノミー(Gastronomy)」とは、食べることそのものだけでなく、
食材が育つ自然環境や生産者の思い、調理の技、食にまつわる文化や歴史までも含めた“食文化”を指します。
そして「ガストロノミーツーリズム」は、そうした食文化を通して地域の魅力を体験する旅のこと。
地元の食材を味わうだけでなく、生産の現場に触れ、料理人や地域の人々と出会うことで、
その土地ならではのストーリーを五感で感じることができます。
栄楽館グループでは、地元の旬の食材やふくしまならではの伝統的な食文化を大切にしながら、
現代の感性を取り入れた「食と温泉の体験」をご提案します。
食を通じて土地の風土と人の温かさに触れること――それが、栄楽館グループが考えるガストロノミーツーリズムです。

栄楽館グループが目指す
ガストロノミー
私たち栄楽館グループは、
宿泊施設を「地域とお客様が出会う、交流の拠点」と考えています。
私たちの提案するガストロノミーは、単なる食事ではありません。
福島の自然が育んだ食材、生産者の情熱、受け継がれてきた食文化、
そして料理を彩る器や工芸がもつ物語を、五感で味わっていただく
「総合的な文化体験」です。
この体験を通じて、
●お客様には旅の記憶に残る感動を
●地域には誇りと活気を
これが、私たちのガストロノミーです。
自家源泉を使った和紙工芸「海老根和紙」、日本遺産「一本の水路」がつなぐ歴史と郡山の土でつながる食材と「あさか野窯」の器、海の恵みを学び自ら握る“常磐もの”の鮨体験、そして発酵に宿る知恵と豊かな味わい。
こうした地域の魅力を、体験とともにお届けしてまいります。
4つのユニークなプラン
萩姫の湯 栄楽館
Concept伝統と癒し
海老根伝統手漉和紙づくりと
海老根和紙 × 栄楽泉(自家源泉)
郡山ならではの手仕事と温泉がつながる、特別なひととき
郡山市中田町で350年以上受け継がれる「海老根手漉き和紙」と、当館の源泉「栄楽泉」。
そこに、ふくしまの旬の食材を合わせた、栄楽館だけの体験プランです。
海老根和紙づくりでは、栄楽泉の源泉水を使って手漉きを体験。
やさしい風合いの和紙は、翌朝「旅のしおり」に仕上げます。
温泉は、2025年にリニューアルした「萩姫の湯」「ゆうじろうの湯」で、栄楽泉とブレンド泉の湯めぐりをお楽しみください。
夕食は、四季の恵みを活かした和食創作コース。
朝食は、お弁当御膳とアラカルトをご用意。
ふくしまの野菜、常磐ものに加え、本プラン限定で、海老根和紙と同じ中田町で育った香り高い舞茸もご用意しております。
和紙も舞茸も、阿武隈山系の清らかな水が育てた“土地の恵み”。
郡山の文化と食、そして温泉がひとつにつながる時間をお楽しみください。

- ■手仕事の温もりに触れる海老根和紙づくり
- ■“温泉(自家源泉)× 伝統工芸” の体験
- ■ふくしまの食文化を深く味わう特別会席
- ■旅の記憶を残す「旅のしおり」をお持ち帰り
- ■13:00
- 集合
- ■13:15
- 和紙体験スタート
- ■14:30
- 終了
- ■14:45
- 和紙を乾燥させる
- ■15:00
- チェックイン
- ■17:45
- ガストロノミー夕食
- ■07:15~
- 朝食
- ■10:00
- チェックアウト
- ■10:10
- 集合・和紙の乾燥確認
- ■10:15
- 旅のしおり作りスタート
- ■11:15
- 終了
※上記はご宿泊した場合のタイムスケジュールとなります。
郡山市中田町海老根地区で、約350年受け継がれてきた手漉き和紙。
原料は楮とトロロアオイのみを使い、薬品を使わない昔ながらの製法で作られています。
できた紙は最初ほんのり黄色く、時間が経つほど白くなることから「生紙(きがみ)」と呼ばれる珍しい特徴を持ちます。
強く丈夫な紙質で、特に障子紙として高い評価を受けています。
ホテル華の湯
Concept歴史、創造と芸術
日本遺産『一本の水路』を巡る、
郡山の水、土が奏でるハーモニー
郡山の水と土が奏でるガストロノミー
福島県郡山市を潤す「一本の水路」、安積疏水。
明治期に郡山に豊かな恵みをもたらし、今もなお地域の食文化と暮らしを支え続けています。
日本遺産にも選ばれたこの物語を背景に、郡山の“水 × 土 × 器 × 食”を五感で味わうホテル華の湯だけの体験プランをご用意しました。
まずは、郡山市の窯元「あさか野窯」で器づくり。
“土地の土”に触れながら、自分の手で形をつくるひと時は、器が生まれる背景にある“水と土の物語”を感じる時間でもあります。
夕食は、安積疏水の水で育った郡山産の米・野菜・果物を中心に、ふくしまの季節の恵みが一皿ごとに調和する特別会席。
あさか野窯の器に盛りつけられ、土地の物語とともに味わう一夜となります。
水が育て、土が支え、人が紡いできた郡山の食文化。
その背景をまるごと感じられる、華の湯ならではのガストロノミーをお楽しみください。

- ■郡山の土に触れ、器づくりから始まる“食の体験”
- ■日本遺産「一本の水路」に刻まれた水の文化を味わう
- ■器と料理が調和する総料理長による特別会席
- ■あさか野窯オリジナル箸置きプレゼント
- ■陶芸体験で作った作品は、後日焼き上げてお届け!
- ■12:45
- あさか野窯 現地集合
- ■13:00
- 陶芸体験スタート
- ■14:30
- 終了
ホテル華の湯へ各自移動 - ■15:00
- チェックイン
- ■17:45~
- ガストロノミー夕食
- ■07:00~
- 朝食
- ■10:00
- チェックアウト
※あさか野窯様への送迎は承っておりません。
陶芸体験料「お1人様 3,300円(税込)」は宿泊代に含まれておりませんので現地にて精算をお願い致します。
(焼きあがり後の商品は後日発送となります)
※上記はご宿泊した場合のタイムスケジュールとなります。
郡山市中野の「あさか野窯」は、震災で浪江町から移り住んだ大堀相馬焼の陶芸家・志賀氏が、
“土地の土で器をつくる”という思いから開いた窯元。
陶芸産地として歴史の少ない郡山で地域の土を探し当て、かつて瓦に使われた郡山特有の粘土で「あさか野焼」を確立しました。
鉄分を多く含む深い焦げ茶色の器は“郡山の土味”とも呼ばれる独自の表情を持ちます。
伝統に現代の感性を取り入れた作品は国内外から高く評価されている。
「一本の水路」ブランドにも認証されており、ホテル華の湯では湯呑・ぐい呑・料理皿などの制作をお願いしている、大切な地域のパートナーです。
湯のやど楽山
Concept本物に触れる
海の恵みを知り、己が握る!
常磐もの鮨体験と温泉の魅力
常磐ものの鮨体験と温泉の魅力
元鮨職人と楽しむ「本格にぎり」体験プラン。
福島の海が育んだ“常磐もの”を、自分の手で握って味わうガストロノミー体験です。
当館料理長(元鮨職人)が直々にレクチャー。
ネタには新鮮な常磐ものを、シャリにはかまどで炊き上げたふっくらご飯をご用意しています。
自分で握った鮨と料理長が握る鮨を食べ比べできる、楽山ならではのちょっと贅沢な時間です。
体験の中では、「なぜ常磐ものは美味しいのか」「季節ごとの魚の個性」など “食を学ぶ楽しさ”にも触れられるのが魅力。
ただ味わうだけでなく、海と人の技を深く知るひとときが広がります。
そして、体験のあとは、湯のやど楽山の温泉「美人の湯」でゆったりと癒しの時間を。
自然に囲まれた露天風呂や湯けむりに包まれるひとときは、旅の記憶をより豊かにしてくれます。
“美味しさを学び、つくり、味わう”——
食の奥行きを五感で感じられる、湯のやど楽山ならではの体験です。

- ■海の恵み「常磐もの」を“学んで”“握って”“味わう”体験
- ■元鮨職人が直接レクチャーする本格握り!
- ■料理長の鮨と食べ比べできる贅沢さ
- ■鮨職人秘伝の鮨酢レシピ、手巻き鮨セットがお土産に!
- ■食と温泉がつながる、旅の記憶に残るひととき
- ■日帰りでも楽しめるプラン。
- ■10:15
- 当館 集合
- ■10:30
- かまどダイニングへご案内
- ■10:55
- 握り鮨体験スタート
- ■12:00
- 昼食
- ■13:00
- 入浴
- ■13:30
- チェックイン
(チェックイン後は自由にお過ごしくださいませ) - ■18:00~
- ガストロノミー夕食
- ■07:30~
- 朝食
- ■10:00
- チェックアウト
※上記はご宿泊した場合のタイムスケジュールとなります。
ASAKASO 浅香荘
Concept本物に触れる
オールインクルーシブ宿で
発酵食品と温泉でストレス軽減
発酵 × 温泉 × 日本酒で整う、特別なひととき
磐梯熱海の四季に抱かれた ASAKASO では、
“発酵食品 × 温泉 × 日本酒”がひとつにつながる特別な体験をお届けします。
福島県産の発酵食や地酒に精通したスタッフがご案内する本プランでは、三五八漬けや味噌づくりなどの手仕事を実際に体験。
さらに、福島の地酒3種の利き酒を組み合わせて、「味わう・整える・学ぶ」を同時に感じていただけます。
発酵食は昔から“腸を整える知恵”として親しまれてきました。
ASAKASOの湯「美人の湯」は肌あたりがやわらかく、体の内と外からそっとゆるむ時間が訪れます。
翌日は、郡山市の老舗「大田屋味噌こうじ店」へ。
味噌・麹づくりの現場に触れることで、福島に根づいた発酵文化をより深く感じていただけます。
(※見学は希望者のみ/定休日:水曜)
郡山の食文化と温泉、そして発酵という知恵がひとつにつながる、
ASAKASOならではの“心と体がほどける旅”をお楽しみください。

- ■発酵食品を「つくる・味わう・学ぶ」総合的な体験
- ■ふくしまの地酒を味わい、発酵文化の奥深さに触れる
- ■オールインクルーシブ宿+温泉で“心と腸を整える”ウェルネス効果
- ■お味噌のお土産付き
- ■地元老舗「太田屋味噌こうじ店」での特別見学も可能(希望者のみ)
- ■発酵 × 温泉 × 日本酒でリラックスする、ストレス軽減ステイ
- ■15:00
- チェックイン
- ■15:10
- レストランで発酵食品の講義
- ■15:20
- 発酵食品体験スタート
- ■16:30
- 体験終了
- ■18:00~
- ガストロノミー夕食(利き酒体験)
※オールインクルーシブ - ■07:30~
- 朝食
(体験で作った発酵食品をいただく) - ■10:00
- チェックアウト
※上記はご宿泊した場合のタイムスケジュールとなります。



































